ピアノ各部の劣化について
2023/06/15
ピアノは、鍵盤を叩くとハンマーが動き、そのハンマーの先に取り付けられたフェルトが弦を叩くことで音が鳴る仕組みになっています。この音を鳴らす仕組みは非常に複雑です。どこかのバランスが崩れると、音がきれいに響かなくなってしまいます。そのバランスをとるために行うのが調律です。
長期間、何もせずにピアノを放置してしまうと、弦、ハンマーの先に取り付けられたフェルト、音を出す仕組みであるアクション、金属パーツなどのすべてが劣化し、すべてのバランスが崩れてしまいます。
アクションは、非常に精密な作りになっていて、しばらく演奏から離れたあと、再び演奏すると、まったく異なる鍵盤のタッチになってしまうほどです。
ぜひ定期的な調律をするように心がけましょう