ピアノの先祖となる楽器
2024/10/15
ピアノの先祖となる楽器には、ツィターとハンマーダルシマーがあります
ツィターはプレクトラムという爪のようなもので、弦をはじいて発音する楽器で、
これの進化形がいわゆるチェンバロになっていきます(グランドピアノのような外観)
一方、ハンマーダルシマーはスティックで弦を叩いて発音する打弦楽器で、
これの進化形はクラヴィコードと言い、横長で箱型の楽器で、鍵盤を押すとタンジェントという
ハンマーの原型のようなもので、弦を叩いて発音します(音量は小さいが、演奏者のタッチを反映できる)
このそれぞれの進化形であるチェンバロとクラヴィコードを合わせて、音量があって演奏者のタッチを反映
できる楽器を理想として作られたのがピアノです
ピアノの生みの親であるイタリアのパルとロメオ クリストフォリはチェンバロもクラヴィコードも
作れたので、この二つを合体してハンマーで弦を叩いて発音するピアノを作り上げたのです