札幌市の井上ピアノ調律事務所の整調と整音についての説明

ピアノの鍵盤のタッチを調整することを「整調」と呼びます。整調は、調律の作業の中でもとても重要な作業です。

整調の作業では、音を発するための機構（アクション）に関わる各部の調整を行います。アクションは非常に複雑な動きをする機構で、この動作を調整するために、各鍵盤に20以上の調整箇所があり、調律師にはそれらを全部、等しく調整することが求められます。

整音は、ピアノの音質や音色を調整したり変更したりする作業のことです。整音は、弦を叩くハンマーに取り付けられているフェルトを調整することで行います。このフェルトは、演奏により徐々に硬化して打弦による溝が出現し、これにより音質が変わってしまいます。このフェルトの硬さを調整したり、削ったりすることで音質を調整します。

ピアノの調律を行う頻度とともに、調律の基本的な作業内容についてご説明しました。調律をせずにピアノを長い間放置してしまうと、再び調律するのにお金と時間がかかってしまうことがあります。ピアノは、基本的には1年に1回、定期的に調律することが重要です。